All About Scarf - スカーフ・ファッション・ガイド

フランスにおけるスカーフ

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パリジェンヌとスカーフ

10月ごろは天気の変わりやすい季節です。カーディガンを羽織って出かけたものの、動いているうちに暑くなってしまった、という経験はありませんか?脱げば涼しいのだけれど、カーディガンを持ち歩くとかさばってしまうし…。そんなとき、スカーフならば邪魔になりませんし、肩に掛ける、首に巻く、頭に巻くなど、さまざまな着用方法がありますから、寒い場所を重点的に保護できます。手軽で多用途な防寒用具として、スカーフは重宝するのです。それは日本以外の国、たとえばフランスでも同じです。
フランスというと、なんとなく日本と似たような気候だと思う人が多いかもしれません。しかし首都パリの緯度は北緯49度あたり。日本の札幌の緯度は北緯43度前後ですから、パリはかなり寒いのです。しかもフランスは大陸性気候で、一日の気温変化が大きく、乾燥しているために夏でも日影に入ると肌寒く感じます。そのため、さまざまな気温に対応できる服装が求められます。そうなると、手軽に身につけられるスカーフは非常に便利。スカーフはフランスの気候と相性がいいのです。
スカーフというと、フランスのブランドを思い浮かべる人は多いと思います。世界一おしゃれにスカーフを使いこなせるのはやはりフランス人でしょう。スカーフが兼ね備えている防寒具としての実用性と装飾品としてのファッション性、それがフランス人の優れたセンスと結びつき、現在のようなおしゃれなスカーフ文化が作られたのでしょう。日本人もパリジェンヌをお手本にして、もっともっと上手にスカーフを扱えるようになるといいですね。

スカーフ騒動

2003年、フランスで「スカーフ騒動」が起きたことをご存じでしょうか。事の発端は、シラク大統領が「公立校でのスカーフ着用を法律で禁止するよう求める」という発表をしたことでした。なぜ学校でスカーフをしてはいけないのか、日本人にはあまりピンとこないかもしれません。この「スカーフ着用禁止」は、宗教と深く関わっているのです。
イスラム教徒は「豚肉は食べない」など、厳格な規律を守ることで知られていますが、イスラムの女性は配偶者以外に素顔を見せてはならないとされています。そのため、厳格なイスラム教国であるサウジアラビアなどでは、女性が表に出るときにはヘジャブと呼ばれるスカーフのような布で目以外の顔を覆い、顔を見られないように隠しているわけです。フランスやカナダなど、イスラム教国ではない欧米の国に移民したイスラム教徒は、そこまで厳重ではないようですが、それでもスカーフで髪の毛を隠すといいます。イスラム教徒にとってスカートは、外出には欠かせないものなのです。イスラム教の戒律に相反する「スカーフ禁止法案」は、政教分離の実現を目指すためのものです。この法案は、ファッションとしてのスカーフを否定しているわけではなく、宗教的なシンボルを公の場で身につけることを禁じています。対象となるのはイスラム教徒のスカーフだけではなく、たとえばユダヤ教徒が十字架を身につけるのも禁止です。しかし「宗教的シンボルでも小さいものは可」とされており、小さな十字架などは所持しても問題ありません。「露骨に宗教的シンボルを見せること」を禁じているわけですが、いまひとつ基準があいまいな部分もあります。
この「スカーフ禁止法案」は、当然ながら大きな議論を呼びました。「信仰の自由を無視している」などの批判的な意見も多数出ましたが、結局、この法案は2004年に賛成多数で可決しています。
日本ではおしゃれアイテムのスカーフですが、宗教的にも非常に重要なアイテムなのです。
 

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